ヤーンファイナンスはyearn finance社のガバナンストークンです。1枚当たりの価格が非常に高いのが特徴で、ビットコインよりも市場価格が高くなった時期もある通貨でもあります。
また、ヤーンファイナンスはDeFi銘柄と強いつながりを持っている通貨でもあります。
この記事ではヤーンファイナンスの将来性と今後の見通しについて解説します。
ヤーンファイナンス(YFI)について
ヤーンファイナンスはyearn finance社から開発されたガバナンストークンです。ヤーンファイナンスのwebページ
また、ツイッターでも情報発信を行っています。(@iearnfinance)
2021年12月現在、仮想通貨の時価総額ランキングでヤーンファイナンスは約100位となっています。ネム(XEM)とほぼ同じ位置になっています。
ヤーンファイナンスはガバナンストークンなので、ヤーンファイナンスのプロトコル内で投票権を持っています。そのため、保有枚数の応じてヤーンファイナンスに関する投票を行うことができます。
DeFiとヤーンファイナンスの関係についてですが、ヤーンファイナンスののプロトコルでは、DeFi銘柄の中から最適なレンディングの組み合わせを見つけて資金を運用することができます。多数あるDeFi銘柄から高利回りの通貨を自動的に選択して運用します。
ヤーンファイナンスは通貨としても以下に挙げる2つの特徴を持っています。
総発行枚数が少ない
ヤーンファイナンスの総発行枚数は36666枚となっています。この枚数は仮想通貨の中ではかなり少ないです。比較対象として、例えばビットコインは総発行枚数が約2100万枚となっています。なので、ヤーンファイナンスの発行枚数はビットコインの約0.15%となっています。
通貨の総発行枚数が少ないことは基本的には良いことです。なぜなら1枚当たりの通貨の価値が高くなるからです。
仮想通貨は総発行量が決まっている銘柄が多く、なかにはバーンをすることで総発行枚数を意図的に減らしている銘柄もあるくらいです。イーサリアムはバーンをしていることで有名です。
ヤーンファイナンスではバーンは行われていませんが、もともと総発行枚数が少ないので1枚当たりの価格が高くなっています。
市場価格がビットコインを超えていた時期もあった
ヤーンファイナンスは1枚当たりの価格が高くビットコインよりも市場価格だ高くなったこともありました。ただし、超えたのは市場価格であって時価総額ではありません。
2021年5月にはヤーンファイナンスの1枚あたり価格が900万円以上になりました。
ビットコインの市場価格を超えた通貨は2021年の時点では存在していないので、ヤーンファイナンスの価値が高いことがわかります。
ヤーンファイナンスの高騰
2021年のヤーンファイナンスのチャートです。
2021年1月の時点でヤーンファイナンスの価格は約235万円となっていました。このチャートを見るとヤーンファイナンスの価格の上下は、おおよそビットコインと連動していることがわかります。
12月以前の動き
2021年5月はビットコインが当時の史上最高値を更新して、仮想通貨市場全体が活発になっていました。その影響でほとんどのアルトコインが高騰していました。
ヤーンファイナンスも例外ではなく、5月のヤーンファイナンスの価格は900万円を超えました。5月のビットコインの最高価格が約700万円だったので、ヤーンファイナンスの1枚当たりの市場価格はビットコインを超えていました。その後はヤーンファイナンスのみならず、仮想通貨の価格が全体的に低迷しました。
11月にはビットコインが当時の史上最高値を更新したのですが、ヤーンファイナンスの価格は400万円前後で、あまり高騰しませんでした。
12月の高騰
ヤーンファイナンスは12月中旬に高騰しました。ビットコインの市場価格は超えなかったものの、価格がかなり近づきました。高騰の原因はyearn finance社がヤーンファイナンスの買い戻しを行ったことです。
訳:Yearnは約752万ドル相当のヤーンファイナンスを購入しました。枚数は282.4枚で総供給量の0.77%になります。直近1か月で前年度より多くのヤーンファイナンスが買い戻されました。
自社の仮想通貨を買い戻すということは市場の供給量が減るので、疑似的にバーンと似たような効果が期待できます。
自社の仮想通貨を見つからで保有するということは、価値を上げようと動くはずです。買い戻したのに価値が下がってしまうと、投資としては失敗になるからです。
ヤーンファイナンスの今後の見通し
ヤーンファイナンスの今後の見通しは高騰する可能性が高いです。主に考えられる要因は以下の3つです。
- yearn finance社による買い戻し量の増加
- 企業との提携
- DeFi市場の成長
ほかにもビットコインが高騰するなど、仮想通貨市場が全体的に成長すればヤーンファイナンスの価格も上昇するでしょう。
yearn finance社による買い戻し量の増加
ヤーンファイナンスは総発行枚数が少ないので希少度は高くなりやすいです。その上で買い戻しが行われているので、バーンと似たような効果があります。今後も買い戻しが積極的に行われていけば、ヤーンファイナンスの希少性が高まります。
企業との提携
企業との提携などでヤーンファイナンスの使用機会が増えれば価値が上がるでしょう。
ガバナンストークンなので、他の企業がヤーンファイナスを多く保有することで高騰するということも考えられます。
DeFi市場の成長
ヤーンファイナンスはDeFi銘柄のレンディングの最適化を行っています。なので、DeFi銘柄が成長することでレンディング対象の通貨の価値が高まり、ヤーンファイナンスの高騰が期待できます。
2021年5月ごろにはDeFiブームとなり仮想通貨市場を活性化させました。なので、再びDeFiが注目される時が来ることも考えられます。
ヤーンファイナンスを購入するには
ヤーンファイナンスは日本の仮想通貨取引所では扱っていないので、海外の取引所で購入する必要があります。
おすすめの取引所はバイナンスです。バイナンスは取り扱っている通貨が多数あり、信頼性も高い取引所です。下記リンクからバイナンスに登録すると、取引手数料が10%OFFになります。
まとめ
ヤーンファイナンスは将来性の高い通貨です。1枚当たりの価格が高く、発行元による買い戻しも行われているためです。
DeFi市場の成長がカギになっているので、DeFiの将来性が高いとみればヤーンファイナンスへ投資するのは良い選択肢となるでしょう。