ニアプロトコルは仮想通貨におけるガス代の高騰等を改善するために開発された通貨です。独自の技術を持っており、ニアプロトコルを使用したプラットフォームやアプリケーションも存在します。
価格についても好調で、2021年は約15倍に高騰しました。さらに、2022年1月に史上最高値を更新するほど高騰しています。技術と価格の両方の面で期待できる通貨です。
この記事ではニアプロトコルの将来性と今後の見通しについて解説します。
ニアプロトコルについて
ニアプロトコルはスマートコントラクトを利用できる分散型のプラットフォームです。このプラットフォーム上でトークンが発行されており、それが「NEAR」として取引所等で取引されています。ニアプロトコルのwebページ
イーサリアムのガス代高騰やスケーラビリティの問題を解決するために登場した通貨です。
ツイッターも運用されており、公式からのツイートが高騰の引き金になることもあります。(@NEARProtocol)
2021年1月現在、ニアプロトコルの時価総額ランキングは18位となっています。アルトコインの中でも時価総額は高い部類に入ります。ニアプロトコルに近い時価総額の銘柄には柴犬コイン(SHIB)やライトコイン(LTC)があります。
sharding(シャーディング)について
シャーディングはニアプロトコルを支える独自の技術です。
シャーディングが生きる場面としては大きなデータを扱うときです。シャーディングによってデータを細かく分割して処理することで処理速度を向上させます。
ニアプロトコルはシャーディングにより、1秒当たり10万トランザクションの処理能力を実現しています。しかも、ガス代がイーサリアムの0.01%程度で済んでしまいます。
これだけでも十分優秀なのですが、2022年以降もシャーディングの開発を進めており、さらに処理能力が向上することが期待されます。
ニアプロトコルを利用したプラットフォームがある
ニアプロトコルを利用して様々なプラットフォームやアプリケーションが作られています。例としてMintbaseというプラットフォームをを紹介します。
MintbaseはNFTの作成プラットフォームです。NFTの販売も行っており、高額な取引も行われています。下記ツイート「deadmau5」のNFTが投稿された時のツイートです。
有名な作品も投稿されているので、mintbaseは信頼できるサービスといえるでしょう。つまり、ニアプロトコルの技術は信頼性が高いということです。
ニアプロトコルの高騰
下図はニアプロトコルのチャートです。期間は2021年1月から2022年1月までです。
2021年の1月はニアプロトコルの価格が125円でした。2022年の1月には2000円超となっており、約15倍の高騰となりました。値動きの原因について解説します。
2021年4月の高騰
2021年4月にニアプロトコルは750円まで高騰しました。この時期はビットコインが当時の史上最高値を更新していました。その影響でアルトコインも高騰しており、ニアプロトコルもその流れに乗って価格が高騰しました。
その後は中国のマイニング規制の影響で仮想通貨市場が冷え込み、ニアプロトコルも下落しました。
2021年11月の高騰
2021年11月にもニアプロトコルは1300円まで高騰しました。ニアプロトコルの高騰要因は、やはりビットコインが当時の史上最高値を更新した影響が大きいです。
ほかにもweb3.0の期待も高騰要因だと考えられます。web3.0が投資家に認知されてきたのもこの時期だからです。ニアプロトコルはweb3.0関連の銘柄が高騰すると、それと同じように高騰する傾向にあります。
2021年12月はビットコインが史上最高値を更新した後の調整となり、仮想通貨市場がかなり冷え込みました。ニアプロトコルも一時的に価格を下げました。2021年末から2022年にかけて大きく高騰することになります。
2022年1月の高騰
2021年12月から2022年1月はほとんどの仮想通貨が軟調な動きとなっていましたが、ニアプロトコルは逆行して高騰しました。しかも、史上最高値を更新するほどの高騰です。高騰の原因は2つあります。
1つ目はニアプロトコルを利用したアプリケーションが募集されたことです。
METABuildというイベントが公式から開催されました。このイベントはニアプロトコルを利用したアプリケーションを募集するというもので優秀なアプリケーション開発者には賞金が付与されます。
優れたアプリケーションが誕生することの期待からニアプロトコルが高騰しました。
2つ目の高騰原因は、ニアプロトコルが優れたエコシステムとして選出されたことです。
上記のツイート記事では、2021年に成長したエコシステムトップ10が発表されました。ニアプロトコルは6位となりました。
ちなみに、トップ3は1位がイーサリアム(ETH)、2位がポルカドット(DOT)、3位がコスモス(ATOM)となっています。時価総額の高い銘柄の中に、比較的マイナーなニアプロトコルがランクインしました。
ニアプロトコルがシステムとして優秀だということが認知されれば、大きな企業がニアプロトコルの活用を発表することも考えられます。
このように、2022年になってからニアプロトコルにとって高等要因となる出来事が非常に多く起きました。この影響でニアプロトコルが史上最高値を更新するほど高騰しました。
2022年1月に高騰している通貨はほとんどないので、ニアプロトコルはこの点において希少性が高いといえます。
ニアプロトコルの今後の見通し
ニアプロトコルの今後は期待できる部分が多いです。理由は2つあり、web3.0の期待と日本の取引所への上場です。それぞれを解説します。
web3.0の期待
ニアプロトコルはweb3.0の開発を楽にする目的で作られた通貨なので、web3.0への期待が高くなれば高騰する可能性が高いです。
web3.0はインターネットの常識を変えるような革新的な技術であり、今後はweb3.0に参入する企業が多くなることが予想されます。そうなれば、web3.0関連の銘柄が高騰することが予想されます。
ニアプロトコルもweb3.0の開発に力を入れているのでweb3.0の普及はプラスに働きます。
日本の取引所への上場
2022年現在、ニアプロトコルは日本の取引所では扱っていません。なので、日本の取引所へ上場することで高騰することが期待できます。具体的な上場の情報があるわけではありませんが、ニアプロトコルは時価総額が高いため上場の可能性は考えられます。
仮想通貨シンボル(XYM)は日本の取引所に上場するたびに大きく高騰しました。なので、取引所への上場はその通貨にとって大きな高等要因となります。
ニアプロトコルを購入するには
ニアプロトコルは日本の仮想通貨取引所では扱っていないので、海外の取引所で購入する必要があります。
おすすめの取引所はバイナンスです。バイナンスは取り扱っている通貨が多数あり、信頼性も高い取引所です。下記リンクからバイナンスに登録すると、取引手数料が10%OFFになります。
まとめ
ニアプロトコルについて解説しました。ニアプロトコルは独自の技術を持っており、価格についても2022年1月に高騰していることから将来性が期待できます。
ニアプロトコルはweb3.0と関連が強い銘柄なので、web3.0の普及が広がると考えるのならば、ニアプロトコルに投資するとよいでしょう。