投資の考え方

【これだけ】投資初心者が注意するべきたった1つのこと

投資を始めたい初心者の方はまずどこから手を付ければいいかわからないでしょう。特に、どこへ投資すれば儲かるかということで悩んでいるケースが多いです。投資先選びも重要ですが、その前に注意するべきことがあります。

投資初心者が注意することは、自分の余裕資金がどれくらいあるかということだけです。投資先を選ぶのはその後の話です。この順番を間違えないようにしましょう。

投資は必ず余裕資金で行ってください。これが投資の成功確率を上げる一番の近道です。理由をこの記事で解説します。

なぜ投資をするのか

投資で失敗する人は根本的な考え方から間違っている場合が多いです。間違った考え方をすればどんな投資商品を選んでもうまくいきません。なので、根っこの考え方について解説します。

そもそも、あなたはなぜ投資をしようと思ったのでしょうか?おそらくお金が欲しいからだと思います。私もお金が欲しいというごく普通の理由で投資を始めました。損するために投資をする人はいないはずです。

なので、お金が欲しいから投資をすると意気込んだら、次はどの銘柄が儲かるかを考えるでしょう。この流れはごく自然に見えます。具体的には下記のようなステップで投資を始めます。

  1. 投資がしたいと思う
  2. どの銘柄に投資するかを考える
  3. 投資を始める

自然そうに見える流れですがこれではいけません。重要なステップが抜けています。下記手順が正しいステップになります。

  1. 投資がしたいと思う
  2. 投資に使える余裕資金がどのくらいあるか見積もる
  3. どの銘柄に投資するかを考える
  4. 投資を始める

余裕資金を見積もることが最も重要なステップです。投資で失敗する人の多くはこのステップを飛ばしています。

例えば、投資することができる金額が10万円と1000万円では、リスクの許容範囲が全く違ってきます。くれぐれも生活資金を投資資金にしないように注意してください。

投資に使える資金がどれくらい用意できるかを見積もったうえで投資を始めましょう。余裕資金の範囲がわからないと株だろうと仮想通貨だろうと、利益を出せる可能性は非常に低いです。なぜなら、自分のリスクの許容範囲が分からなくなるからです。

投資は余裕資金で行うのが大前提

投資した資金は最悪なくなってもいいぐらいの気持ちでないといけません。その気持ちがなければ投資は初めからしないほうがいいでしょう。

資金の損失リスクを負うから利益が出るのです。リスクとリターンは表裏一体です。でもリスクを負いすぎるとそれは投資でなくギャンブルとなってしまうので、バランスを見極めることが重要になります。

リスク許容範囲のバランスは余裕資金の大小で全く違ったものになります。10万円損をして顔が青ざめるか、笑って受け流すことができるか。同じ10万円の損失でもその人の考え方次第で全く意味が違ってきます。

なので、損失が出ても顔が青ざめることのないように余裕資金の見積もりが必要になるわけです。初めからこれくらいの損失は許容できると決めていれば、それは想定内の損失となるので多少は相場が変動しても動揺することがありません。

投資は相場との勝負ではなく自分との勝負でもあるのです。冷静さを失ったら勝てるはずの相場でも勝てなくなります。冷静さを失わないためには、余裕資金で投資を行えばいいだけです。

投資を始めたばかりなら、少額から始めているケースも多いです。しかし、少し勝ちが続くと調子に乗ってしまい、大きなリスクを取りに行くというケースが頻繁に見られます。そして、せっかくの利益を失うばかりか損失を出してしまうのです。初心を忘れないようにしましょう。

生活資金で投資をするとどうなるか

余裕資金で投資を行うべきと述べましたが、それでも生活資金で投資をするとどうなるでしょうか。結論は、ほぼ確実に破産まで追い込まれまて、投資資金のほとんどを失うことになります。なので、生活資金で投資をしては絶対にいけません。

生活資金を投資に回す最大のデメリットは時間を味方につけられないことです。投資というのは時間をかけてじっくりと増やしていくものです。しかし、生活資金を投資に回してしまうと「早く稼がなきゃ」という思いが先行して、短期間で大儲けを狙いにいってしまい多大なリスクをとってしまうのです。

相場が思惑通りに動けばいいのですが、それでも相場の動きが気になって気が休まらないでしょう。そして、相場が少しでも想定外な方向に動くとさらにリスクをとって、しまいには取引に根拠がなくなって自暴自棄になってしまいます。損失がみるみる大きくなり、最終的にはロスカットとなって資金のほとんどを失うという結果になります。

どうしてこのような結果になったかというと、心に余裕がなくなったからです。生活資金が無くなるかもしれないとなれば、だれでも心配します。そうなれば正常な判断ができなくなるのは当然です。

もし、余裕資金で投資していれば多少相場が癪方向に動いたところで、このくらいの損失はしょうがないと気楽に考えられたことでしょう。心に余裕があれば無理にリスクを負うようなことはしません。

まとめ

投資で注意するべきことを解説しました。注意することは余裕資金がどれくらいあるかということだけです。

余裕資金を見積もらずに投資を始めてもいい結果が出ることはほとんどありません。投資が投機やギャンブルになってしまってはいけません。時間を味方につけてじっくりと増やしていくのが手堅い戦略です。

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